2015年9月19日~23日 遊庵にて、5人の作家による展覧会 『木の采採五人展』 が開催されました。
参加作家:
野田(からくり)人形 川崎次孝 / 木椀・木皿 小林清孝 / 吉野杉・桧刻字 土井一成 /
仏像 丸橋直継 / 木工家具 山本直美
作家 プロフィール
野田(からくり)人形 川崎 次孝
明治から昭和にかけて、神戸で作られていた神戸人形に範を取り、古くより吉野の桜、野田の藤と詠われた、藤の花の咲く野田(大阪市福島区)の里にて生まれた人形を、”野田人形”となづけました。
ごく簡単なからくり人形で、単純なかわいい動きを、手にとってお楽しみください。
木椀・木皿 小林 清孝
1958年生まれ 木地師歴30年
木工ろくろで器づくりを中心に、日頃よく手にする小物を製作しています。
お茶椀にしても一つ一つ微妙に形、厚み、重さを変えています。
是非手にとって、自分の手に馴染む品をお選びください。
吉野杉・桧刻字 土井 一成
1962年 奈良県吉野郡川上村に生まれる
1986年 藤岡都徑先生に師事
1993年 木彫による書の創作活動を始め現在に至る
2006年 第一回個展 施:大阪美術倶楽部
2010年 「奈良縣里程元標」 揮毫
もいちどのセンター入り口に建つ
2010年 第二回個展 施:大阪美術倶楽部
2013年 第三回個展 施:大阪美術倶楽部
2013年 「精励恪勤」 木彫 奈良県知事に寄贈
2014年 「源流」 木彫 川上村へ寄贈
2015年 「御製碑」 揮毫 奈良県より依頼、川上村に建つ
現在 林業に従事
仏像 丸橋 直継
1942年 奈良県に生まれる
1964年 東京芸術大学 彫刻家卒業
1965年
イタリアを目指し南米大陸を3年間、旅する
途中、ボリビアのサンタクルスでチェ・ゲバラが処刑された報に接する
1968年
メキシコよりアメリカに入る
ベトナム戦争の最中にヒッピーの人達に出会う
物質文明を否定し、より精神的な世界を求めるヒッピーの革命意識に共感を覚え、価値観が変わる。
4年間のアメリカ生活を経る
1976年
より精神的な世界を求め、インドへ渡る
インドで仏教と出会い出家するが還俗し、3年半のインド生活を経て帰国する
1980年 帰国後、丹後半島の山中に住まいを設け、仏像の製作に従事する
1988年~ 丹後東野の地に住まいと工房を移し、現在に至る
URL: http://www.higashino-kobo.com/
木工家具 山本 直美
奈良県立高等技術専門校 家具工芸科 卒業
静岡県”勝見木工”で働いたのち
生まれ育った吉野・川上村にて 『白い犬』 として木工を始める
杉と桧から感じる、優しさや温かさを大切にしながらモノづくりを続けている